夏越の大祓 6月開催
この神事は古来より行なわれておりまして、知らず知らずのうちに心、 身体についたあやまちやけがれを人形に託し神社に参拝して、
茅の輪をくぐり身を清め7月からの半年間を無病息災で家内安全でありますようにとお祈りする神事です。
拝殿にて大祓神事の奉告祭を斎行。その後、形代・切麻行事を各自で行ない、
続いて神職が祓い串にて東西南北をお祓いした後、神職を先頭に茅の輪を左に1回、右に1回、最後に真っ直ぐと合計3回くぐり半年間の罪穢れをお祓いをいたします。
茅の輪について
昔、スサノオの尊がある所にお泊りになろうとして、その地の蘇民将来、巨旦将来という兄弟に宿を求められました。
その時、弟の巨旦将来は裕福な身でありながら、宿を拒んだのに対し兄の蘇民将来は貧しい身でありましたが尊をお泊めして接待申し上げました。
そして、尊は蘇民将来に「もし、天下に悪疫が流行した際には、茅をもって輪を作り、これを腰につけていれば災難を免れるだろう。」とお教えになりました。
その後、その地に悪疫が流行しましたが、教えの通りにした蘇民将来は助かったということです。この故事にならい、大祓の神事で茅の輪を作り、これをくぐるようになったということです。